冬の群馬四万温泉へドライブ　東京〜甌穴〜積善館元禄の湯〜御夢想の湯〜柏屋カフェ

草津温泉のお湯は酸性が強いので、肌を整える為の「あがり湯」としても知られる四万温泉。メジャーではないですが、青森の酸ヶ湯、栃木の日光湯元と共に国民保養温泉地1号に選ばれた温泉地。その歴史は古く、開湯は平安時代までさかのぼるとか。コンビニも歓楽街もなくのんびりとした雰囲気が漂う温泉街です。

四万温泉には、2年前に初めて訪れてから2回目。今日は日帰りで積善館「元禄の湯」と最上流部にある共同浴場「御夢想の湯」に入ってきました。

http://www.shimaonsen.com/

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7:50 出発
8:00 関越練馬インター通過

先週は富士山。今週は榛名山を見ながら北上します。
8:55 渋川伊香保IC（¥1750）で高速を降り、国道353号線長野街道を中之条方面へ。

ロードスターの幌を下ろすと、冷やりとした空気が室内に入ってきて気持ちよい。雪を冠った白根山を遠くに見ながら30分程走り中之条の街中へ。ここから四万街道を北上すると四万温泉に到着します。

四万温泉の入り口手前に群馬県の天然記念物に指定されている「甌穴群」があります。川底に溜まった砂利が、同じところをぐるぐる周り削り取って出来上がったものが甌穴。ここには8個の甌穴があるそうです。

四万温泉街に入ります。温泉口、山口を抜け新潟地区へ。

10:30 四万温泉の老舗旅館「積善館」さんに到着。

積善館さんの本館は江戸時代元禄4年（1691年）に建てられたという、日本最古の温泉建築宿。この建物の一部が宮崎駿さんの「千と千尋の神隠し」のモチーフになったそうです。

今日、四万温泉に来たのは、この大正ロマネスク様式の「元禄の湯」に入りたかったから。受付で「日帰り入浴＆昼食釜あげうどんセット」¥2,000の券を購入し温泉へ。（日帰り温泉のみは¥1,000）

外の橋から見えるノスタルジックな建物の中がこの「元禄の湯」になっています。昭和5年に建てられた当時のままの姿。

お湯は無色透明のナトリウム・カルシウム塩化物硫酸塩温泉。四万温泉のお湯は胃腸病に効くとのこと。飲泉も可能です。

こういう設計、今の時代にはない発想。素敵です。

一時間程温まってからお昼ご飯。

釜あげうどん。やはり群馬のうどんはおいしい。

13:00 積善館を後にし、温泉街の細い道を抜けて、四万温泉の最上部「ゆずりは・日向見地区」へ。

途中、小泉の滝を覗きながら、室町時代に建てられたという日向見薬師堂の前に到着。

薬師堂の向かいにあるのが「御夢想の湯」。四万温泉に4箇所ある共同浴場の一つで、ここが四万温泉発祥の地とのこと。

お湯は熱めですが、水道があるので薄められます。浴槽は狭く大人二人が横並びでギリギリ入れる大きさ。幸い、先客がすぐにいなくなり、暫く一人だったので、ガラス越しに雪が残る対岸の斜面を眺めながら、30分くらい出たり入ったりしていました。