トム・ダウド/いとしのレイラをミックスした男

サウンドエンジニアにしてプロデューサー、実質的にアレンジャーまでこなしたトム・ダウドの伝記的映画。録音技術の進歩のステップや、音楽を作り上げているのはアーティストだけでなく、こういった裏方の人たちの力が非常に大きいのを再確認できた。後半「さぞかし大金持ちになったんだろうといわれるが、それぞれの作業のフィーしかもらっていない。むしろ納得でき、満足できる仕事をしてこれたことが嬉しい。」といったことを自身が話している謙虚さと力強さに感動した。

渋谷のUPLINKという単館上映だったが、この映画館はちょっと広めのホームシアターといった感じで笑えた。イスはいろんなイスを置いてあるだけだし、プロジェクターだし、この設備で¥1500は高いよ!