レオノール・フジタ(藤田嗣治)展@上野の森美術館

エコール・ド・パリで独特の乳白色の色彩で脚光を浴び、その後、フランスを中心に活躍したレオノール・フジタこと藤田嗣治1886年〜1968年)の展覧会が上野の森美術館で開催されています。私のつれが大好きなので(私もですが)行こう行こうと思っていたら、明日1月18日が最終日。慌てて上野へ!

今回の展覧会では、「ライオンのいる構図」「犬のいる構図」「争闘I」「争闘II」という3m x 6mの大作に加え、未完の「馬とライオン」など初公開作品が多く見られます。

乳白色の美しさ、繊細な線など技巧の素晴らしさもさることながら、ちょっとした遊びを感じさせてくれるところが藤田嗣治の作品に惹かれる理由のひとつ。藤田は大の猫好きだたそうで、絵画の中にもたびたび猫を登場させていたり、自分を登場させたりと「ふふっ!」と思わせるポイントが結構あるのです。

この展覧会では、最晩年を過ごしたエソンヌ県のアトリエを一部再現してあったり、ランスのシャペル・フジタの設計図なども展示されていてかなり充実していました。満足満足。

藤田の自宅で使われていた、猫の図柄がプリントされた小皿のレプリカが、ミュージアムショップで販売されていたのでゲット。木箱も素敵。



レオノール・フジタ展
http://www.fujita-ueno.jp/
2008年11月28日〜2009年1月18日
上野の森美術館(¥1,400)