Mac対応のRAW編集ソフトでE-P1のRAW画像をいじってみる Apature2はNG、Lightroom2はOK

せっかくデジタル一眼カメラE-P1を購入したのでRAW撮影をしてみたいと思いつつも、ディスク容量が気になり躊躇していました。
先日MacBook(Late2007)のハードディスクを320GBから500GBにアップグレードし容量に余裕が出たので、いっちょやってみるかとRAW撮影にチャレンジしてみました。


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E-P1でのRAW撮影
E-P1の撮影モードにはRAW、JPEG、RAW+JPEGの3種類。
RAWの画像サイズは4032 X 3024。JPEGの画像サイズは4032×3024、2560 X 1920、640×480に対して圧縮率を4段階でチョイス出来ます。ファイルサイズはRAWで12MB前後。JPEGは画像サイズ最大+圧縮率最高で6MB程度となります。
(試していませんが、RAWのみで撮影しても、E-P1本体でJPEGに変換してくれる機能もあるようです)


■Finderでの表示、iPhotoへの取り込み
E-P1で撮影した画像をMacOS X 10.6.1)に取り込むとサムネイル、プレビュー表示が出来ません。さらに普段使っているMac OS付属の画像管理ソフトiPhoto'08に取り込もうとすると「読み込めないファイル」とのアラートが出てしまいます。

なんで?と思いながらネットで調べると、一口にRAWといってもカメラメーカーごとにファイル形式が違うようです。ちなみにオリンパスは.ORFというフォーマット。
AdobeがDNGというフォーマットをつくって規格統一の動きもあるようですが、普及していないようですね。ちなみにGR Digital2はDNG対応しているようです。


ひとまず、RAW→JPEGコンバートソフト(Contenta RAW Converter)のお試し版をネットから落とし変換してみると、これが味のないのっぺりしたものになってしまいました。う〜ん。。。

(こちらはRAWから変化したしたJPEGiPhotoでちょこっと色調補正しています)


MacE-P1のRAWを現像できるソフト

ということで、RAW現像ソフトを試してみることにします。
最初は「現像ソフト」ってなんだ?プリンターのユーティリティみたいなもの?とおもいましたが、RAW画像の色味や明るさ、コントラストなどを調整して、ディスプレイはもちろん、他の画像形式に出力出来るソフトのことだそうです。ようは、フィルムを紙焼きする感覚に近いんでしょうね。


普段はMac OS X付属のiPhoto '08で画像管理をしているので、親和性が高いと言われるAppleのApatureをダウンロード。早速撮影したRAW画像を取り込んでみたところ、サムネイルには表示されるものの、編集画面では「未対応のイメージフォーマット」と出てしまいます。がーん。

Apatureの製品ページを見ると、.ORFフォーマット対応カメラリストが載っていますがE-P1は対象外?ん?フォーマットが一緒なら読み込めるんじゃないの?と思ったのですが、どうやら、さらにカメラの機種ごとにフォーマット(?)が異なるようです。ややこしい。。。


ということで、今度はAdobeのLightroom2のお試し版をダウンロード。

こちらは2009年9月15日にVer2.5にアップデートされた際にE-P1に対応したようで、読み込み、編集することが出来ました。
Ligjtroomにはポジプリント調、冷調、セピア調などのプリセットがあるので、ポジプリント調(ちょっと派手目になります)を選択して、シャープネスを加えた写真がこちらです。

Lightroom(ポジプリント調+シャープネス強め)

▲Contenta RAW Converter+iPhoto補正


その他のMacで使えるRAW現像ソフトでは、E-P1の本家「OLYMPUS Master 2」「OLYMPUS Studio 2」はもちろん、市川ソフトラボラトリー「SILKYPIX Developer Studio」もE-P1に対応してるとのこと。


お試し版もあるのでいろいろ試してみたくなりました。問題はJPEGで出力した画像の管理。RAW+JPEGで撮影した画像に現像したJPEGが加わると1カットで3枚になってしまうこと。せっかく増強したHDD容量もあっという間に無くなってしまいそうです。。。


SILKYPIX Developer Studio 3.0 Macintosh版

SILKYPIX Developer Studio 3.0 Macintosh版