フェリーに乗ってクルマ旅 伊勢湾フェリー伊良湖航路廃止で思うこと

愛知県 伊良湖三重県 鳥羽を結ぶ伊勢湾フェリーが2010年9月いっぱいを持って廃止となるそうです。残念。。。
http://mainichi.jp/area/mie/news/20100325ddlk24020136000c.html

「ねずみのあしあと」は2008年7月にロードスターでお伊勢参り&熊野詣に紀伊半島へドライブした際に利用させてもらいました。さらに遡ると学生時代にオートバイで熊野に行った時も利用しています。


ここ数年、原油高騰、ETC休日1000円割引などの影響で、フェリー会社の経営悪化による倒産や航路廃止のニュースを耳にするようになりました。確かに利用者からすると値段は高いし、出航時間などの制約があったり、場合によっては高速道路より移動時間がかかってしまうこともあり、移動手段としてのメリットを享受出来ないのも正直なところです。


ただ「ねずみのあしあと」のようなロングドライブを趣味とする者にとって、フェリーはルートを組み立てるときの楽しみのひとつだったりします。防音壁のある高速を走るより、下道を走る方がその土地の風景や空気感を存分に味わえるので、例えば、岬の先端まで走って対岸までショートカット出来たりするフェリーは素敵な移動手段だったりするのです。


そんなオプションプランを提供してくれるフェリーが消え行くのは心苦しい限り。なんとか活性化する道はないのでしょうか?ということで、思いつくままに「フェリー活性化プラン」を考えてみました。(かなりしょぼいですけど・・・)


【ねずみのあしあと的フェリーの印象】
・フェリーがガバっと口を開く姿がメカメカしくカッコいい!
・トラックなどに混じって無機質な船内に乗り込むときのドキドキ感
・揺れそうな船内に愛するクルマを放置するプレイ感!
・ちょっと昭和な感じがする寂びれた船内
・出航地が離れて行く郷愁感
・船を追いかけてくるカモメの群れ
・イルカが伴走してくれるかもという期待感(伊勢湾フェリーとか)
・だだっ広い広間(2等客室など)で見知らぬ人達と共有するアジアな感じ
・広間や甲板のベンチでゴロ寝
・船旅の余韻を楽しむ間もない下船の慌ただしさ


私的な印象を大まかに分類すると「商用車的なプロフェッショナル感と無機質感」「船独特の旅情感」「運転と運転の間の休息時間」がフェリーのオリジナリティになりますかね?!そんなオリジナリティを軸にいくつか・・・


「商用車的なプロフェッショナル感と無機質感」
子供の頃、いや今でも思うことですが、例えば消防車に乗ってみたいとか、ショベルカーを操縦してみたいとか、プロでしかコントロール出来ないものを動かしてみたいという欲求は、クルマ好き男子(女子も?)ならあるはず。ならば「フェリーに乗ると操縦体験出来ます」という企画はアリかも。(船舶免許やシージャックの危険性はありますが、細かいことは置いておいて。。。)


「船独特の旅情感」
移動しながらサンセットクルーズを楽しめることをアピールしたり船内限定でカジノとか、豪華客船的なイベントがあると惹かれるかも。ご当地料理を楽しめるのも良いですね。(ドライバーが多いのでお酒系は厳しいのかな)


「運転と運転の間の休息時間」
港近くの温泉からローリーでお湯を運んで船内温泉!クルーズしながらリラックスできます。他にもリラックスといえば指圧マッサージがあると嬉しいかも。テンピュール枕&布団完備の完全個室仮眠ルーム(もちろんオーシャンビュー!)なども良さげでは?!