夏のドライブ 八ヶ岳山麓から群馬の奇祭火祭り「火とぼし」へ 南アルプス〜北杜市 ひまわり畑〜南牧村 大日向火とぼし
木曜日の夜にペルセウス座流星群を見に出発し、関東北部を右往左往。結局、蓼科牧場で野宿。さすがに疲れたので、昨夜は南アルプスのビジネスホテルに泊まりレイトチェックアウトすることにしました。
昨日同様、今日も予定が決まっていないので、出発前に地図を見ながらおおまかなルートを考えます。ふと、群馬県南牧村で「大日向火とぼし」なる火祭りがあることを思い出したので、早速インターネットで日程を確認したら今日明日(2010年8月14日、15日)開催とのこと。ということで、本日は南アルプスから群馬県南牧村という小さな集落を目指します。
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11:30 南アルプスを出発
12:30 北杜のひまわり畑を見に行く途中にある、暖炉でハンバーグを焼き上げるレストランターシャさんでブランチ。
「暖炉焼き和牛100%ハンバーグ」(¥2,200)をいただきました。レア気味に焼かれたハンバーグはジューシーで美味。前菜、南瓜のスープ、デザートも美味しかったです。
レストランターシャ
http://www.piccolo-fiore.biz-web.jp/
http://r.tabelog.com/yamanashi/A1902/A190201/19000999/
山梨県北杜市明野町上手11928
11:00〜15:00(L.O. 14:30)/17:00〜22:00(L.O. 22:30)火曜日定休
北杜市 明野ひまわり畑
14:00 北杜市は日本で一番日照時間が長いところだそうです。太陽にちなんでか、観光用にひまわり畑がつくられています。メイン会場の駐車場(¥300)にクルマを停めて、暫しひまわり畑の中を散策。
14:40 ひまわり畑を出発。国道141号線 清里ラインを北上します。
清里ラインを走っていると雨がぽつぽつと落ちてきました。この週末は天気がいまひとつ。
16:00 佐久海ノ口駅手前を右折し県道124号線を東へ。
北相木村付近にて
県道124号線は徐々に道が細くなり、タイトなコーナーが連続する峠道になります。ぶどう峠を越えると群馬県上野村。
上野村を越えて国道299号線を左折、すぐに県道45号線を右折。(写真の道をまっすぐ行くと十国峠)
南牧村 大日向火とぼし
17:00 長いトンネルを抜けて突き当りを左折すると南牧村に到着。
会場近くに駐車場はなく、県道45号線との交差点奥にある南牧村活性化センターの駐車場にクルマを停め、1km程歩いて会場に向かいます。
会場といっても出店などがあるわけでもなく、南牧川にかかる橋と河原が実質的な会場となります。そう、このお祭りは観光的な要素はまったくなし。100%地元の方々のお祭りです。
ここの小道を下ると橋が見えてきます。
18:20 暫し河原で待っていると、橋の上に置かれた藁に火が付けらました。
やおら数名が紐にぶら下げた藁を欄干越しに出してくるくると回し始め、お祭りスタート。
しばらく眺めていると、原則3人まで同時に「火とぼし」を回せるようですが、特にルールがあるわけでもなく、思い思いに藁に火を付け回しているようです。(まちがっていたら済みません)
徐々に暗くなり始めると炎がくっきりとし、火祭りの雰囲気がでてきました。
橋付近ではお囃子と子供たちが麦わらを束ねていました。
19:00 始まり同様、なんの前触れもなく終了
プリミティブでシンプルなお祭りでしたが、それ故に楽しめました。こういうのがお祭りの原点なような気がします。
この「火とぼし」は先祖供養の盆祭りで、8月14日が迎え火、15日が送り火と言われているそうです。また、戦国時代、武田勢が上州攻めを行った際に、地元領主小幡氏の圧政に苦しんでいた村人が武田方につき、松明に火をつけ多数の武田勢に見せかけて、小幡勢を打ち破った歴史があり、その喜びを伝えているとも言われています。
19:40 再び駐車場まで戻り出発。県道93号線を下仁田方面に進み、下仁田IC近くの料理屋さんで夕飯を食べ、再び出発。
21:15 上信越道 富岡ICから高速に。電光掲示板には上里から嵐山まで19kmの渋滞とありましたが意外と流れていました。
22:30 三芳PAで一休みして、23時に帰宅。
本日の走行距離:68,921km→69,181km 260km