オテル・ドゥ・ミクニでトリュフづくし

オテル・ドゥ・ミクニ


今日は初めてのミクニ体験。知り合いからのトリュフコースを薦められたので早速それをいただきにあがることに。

四谷駅から迎賓館を横目で見ながらわき道をすすむと、こじんまりしたエリアに趣きある戸建の建物が数軒あり、そのうちの1軒のアーチに「HOTEL DE MIKUNI」とある。

楽しみな気分+ちょっぴりドキドキ気分でエントランスへ。入り口に向かうとさっとドアが開き、名前を告げ席へ案内してもらう。


最初に食前酒でシャンパンをいただきながら食事を待っていると、5個くらい黒トリュフが入った箱をもってきていただき、生で触らせていただけた。初体験。それほど香りが強くないなぁというのが印象。


1品目はパイ包み焼きのスープ。大き目のパイ包みをスプーンでザクザク切り裂くと、中に数種類のキノコが入ったコンソメスープにトリュフのスライスが入ったもの。

2品目は真鱈のクレピネット仕立てにサフランソースとサラダ。サラダとあわせたトリュフは香りの高いマッシュルーム見たいな食感。

3品目は和牛+フォアグラ+トリュフに温野菜を添えたのロッシーニ風。ソースはペリグーソース。

4品目はチーズの代わりにブルーベリー風味のフロマージュブラン。どちらかというとヨーグルトに近いクリーミーな舌触り。グラスの周りにトリュフを細かく刻んだものがソルティドッグのお塩のようにまぶしてある。適当にグラスに落としながらいただく。

5品目はデザートでアイスクリーム、林檎のキャラメリゼ。もちろんトリュフが細かく入っている。

最後はコーヒーとトリュフのゼリー


「ベースの素材」「複雑に絡まりあったソース」「繊細なトリュフの薫り」をかぎ分けながら(って程の味覚はないですが)、こんなに真剣に料理と向き合って食事をするのは初めてだったかもしれない。むしろ作り手の気迫に圧倒されていたのかもしれない。いずれにせよ、出直して来いってレベルですが(!)また是非伺いたいと思った夜でした。