BMW 1シリーズ 120i試乗

BMW 120i 試乗


昨日走行距離20,000kmを超えたので、慰労の気持ちを込めてロードスターを洗車。久しぶりに気合いを入れてエンジンルーム、室内も清掃。2時間もかかってしまった。。。



夕方にDIYショップに出かけたついでに、近所の練馬BMWさんを覗いてみる。今すぐ買い替え or 買い足しは考えていないのですが、いつの日か2シーターの限界(?!)がくる可能性もあるし、気になるクルマに乗っておこうというのが目的。


BMWで興味があるのは1シリーズ。デビュー当時、セサミストリートカーミット(カエル君)が砂漠を疾走し恍惚としているCMが僕の心をとらえて以来気になっていたのです!、少しリフトしているフェース、サイドビューのデザインも、パーフェクトな美しさではないものの、愛嬌と走るぜ!って感じが同居していて好感がもてます。以前、雑誌ENGINE誌でBMW Z4Roadster NR-Aを比較して、ドーベルマンと柴犬と表現していましたが、どうやら僕は柴犬タイプが好きなのかも。



ショールームには120i Cabrioletのホワイト(内装はベージュのレザー)が展示してあり、早速ドライバーズシートとリヤシートに座らせてもらう。インパネ周りは特に特徴はないけれど、ある意味BMWらしい無骨さというか、男っぽさを感じました。さすがにこのサイズのクルマなので、居住性には限界があるものの、これもBMWらしさというか、シートのホールド感がしっかりしているのと、ドアの高さが若干高くて、包まれている感がありますね。このタイト感は以前試乗した320でも感じました。これを狭いと感じる人もいるでしょうが、1シリーズなら、あぁこんなものかなと思えるかも。スポーティなテイストが好きなら全然OKでしょうね。カブリオレの後部座席は大人4人ギリギリ乗れますね。とはいえドライバーズシートをそれなりに前に出さないと後ろはつらい。そう考えると都内の移動が限界かしら。クローズドの状態は見てないですが、なにより、ソフトトップというのが好感もてます。同じソフトトップだった先代の3シリーズカブリオレもそうでしたが、前席から後席のボディーラインをすぱっと切ったようなデザイン、セダンのようなテール処理は今ひとつ。この辺はピニンファリーナ作のカブリオレにはかないませんな。実物では見てないですが、ウィンド・ディフレクターのデザインも好みではありません。とはいえ、このセグメントの4シーターカブリオレでは一番魅力的かな。



営業の方がハッチバックの120iを試乗させてくれるというので、是非是非!キーを押し込み「Start」ボタンをプッシュ。ドライブに入れて出発。ディーラーを出てすぐにアクセルを踏み込んで加速してみると、5,000rpmまで軽く回ってキックダウン。いやぁ〜良く回るしトルクフル。さすがBMWエンジン。しばらく広めの道を走ってから、細い道に入るとステアリングが重いことに気がつきます。流れにのって走る時はこの重みが心地よいのですが、小道に入ると女性にはちと重過ぎるかも。途中で試乗を代わった連れは「ちょっと重いかも」と言ってました。(僕は重い方が好きですけど)運転を代わってからは後部座席に座ったのですが、案の定サスペンションは固め。ランフラットタイヤであることも多少影響するのでしょうが、このゴツゴツ感は今ひとつ好きになれません。もし買うとしたらデフォルトの16インチホイールから17インチにするだろうし、その時の乗り心地は気になりますね。




何よりこのクルマの最大の魅力はFRであること。重量配分も50:50で、思想としてはロードスターに通じる部分がありますね。(ボンネットを開けると、エンジンがかなり奥にマウントされていますし、バッテリーもリヤに設置されているとのこと)試乗では満喫することはできませんでしたが「走ることが楽しい」と感じられるクルマなのは間違いないと思います。思っていた以上に魅力的なクルマでした。今度は1.6Lの116iと3L ストレート6の130i のMTにも乗ってみたいですね。個人的には軽いクルマの方が好きなので116iが特に気になります。下位モデルにこそMTモデル用意すれば良いのにね。



お店の方、お忙しいところ楽しませてもらいありがとうございました!


本日の走行距離:20,006km→20,039km 33km(もちろんロードスターの走行距離です!)