日本のスピリチュアルエリア 紀伊半島をドライブ 2日目 伊勢志摩〜熊野速玉大社〜那智本宮 瀧〜串本 潮岬

ロードスター 那智大社 那智の滝



昨夜はモスキート飛行団がテント内に侵入したため、迎撃するのが大変でした。寝られたのは2:00過ぎ。お陰さまでちょいと寝坊の7:00に起床。キャンプ場でフレンチトーストとコーヒーを貰えたので、ベンチに座って朝食をいただきます。


8:00 出発R167を左折し、給油。425.7km/35L = 12km/L。昨日はだいぶおとなしく走ったので、燃費が上がりました。しかし、給油したスタンドは¥193/L也。高いね。。。

8:30 連れが地図を見ながら「大きなエビがいるらしい」と言うので、迷いながらそのスポットにたどり着くと、マンガチックな冠をかぶったエビの像でした・・・浜島伊勢エビ王様と言うそうです。


10:00 昨夜はお風呂に入りそびれたので、まずは温泉。国道の脇を少し入ったところにある「紀伊長島(きいながしま)古里温泉」に。国道から一本それたところにあるこじんまりした温泉。しかし、ここのお湯は最高!いわゆる(泉質)な温泉で、入るとヌメッと身体にまとわりつくお湯です。こういう温泉に出会えると嬉しくなりますね。


11:30 さっぱりして出発。

12:00 土井竹林。1751年に薩摩出身の土井八郎兵衛という人が生地より持ち込んだ竹が増殖し竹林になったところだそうです。NHKドラマ「旅路」の撮影にも使われたところらしいです。(このドラマ知らないですが・・・)竹林も悪くはないですが、むしろ手前にある切り通しの様なトンネルが素敵です。シダに覆われた崖を進み、手彫りと思われるトンネルの先には竹林が見えるのです。この風景は美しいです。入り口にある井戸の水も澄んでいて、中でイモリが泳いでいました。(泳ぐのはヤモリだっけ?イモリだっけ?)

12:20 出発


13:00 地図を見ていた連れが「鬼ヶ城」というところがあると言い出したので国道をそれて海岸へ。「鬼ケ城センター」というお土産屋さんの前に駐車スペースがあり、鬼ケ城を見に行くには否応なく¥500徴収されます。クルマを停めて岩壁の遊歩道を歩いていくと、断崖を波が浸食したと思われる奇怪な風景が広がっています。(ちょっとオーストラリアのエアーズロックに似ています)鬼ケ城は石英荒面岩で出来た岬が波で浸食された「波触洞窟」というらしく、国の天然記念物になっているそうです。国道のちょっと先には「獅子岩」というライオンが断崖絶壁から吠えているように見える奇岩もみられます。


http://www.za.ztv.ne.jp/onigajyo/index.html


13:45 地図を見ていたら、熊野灘の井田海岸で5月下旬〜8月上旬にかけてウミガメが産卵に来るとのこと。井田海岸と平行しているR24を挟んだところに「道の駅 紀宝町ウミガメ公園」があります。道の駅をウロウロしていたら「ウミガメプール」なる看板を発見。これは!と思い脚を踏み入れると、大きな水槽の中に5匹程ウミガメちゃん達が泳いでいます。餌付けされている為か、水槽から身を乗り出して覗き込むと浮上して来て顔をこちらに向けてくれます。大きなつぶらな目が可愛らしい。暫し楽しませていただき、海岸線に行ってみることに。薮の中を進むと大きな石が転がる海岸線でした。ウミガメは砂浜に産卵するものだと思っていたので、ちょっとイメージが違いました。ホントにここで産卵するのかしら?今度来る機会があったら早朝に覗きに来ます。


14:20 出発

http://www.mie-michi.net/about/info.php?no=12


さぁ、これから本日のメイン「熊野三山巡り」です。

14:30 熊野速玉大社到着。朱に塗られたお社は熊野三社の中である意味一番キャッチーかも。今回は三山を巡る予定なので、各神社それぞれで異なる「熊野牛王宝印」(八咫烏をモチーフとした御神札)を集めることに。このお札は熊野比丘尼熊野権現信仰を広めるために使ったそうで、今で言うところの広告付きティッシュペーパーみたいな感じだったのでしょうね。

15:00 出発


15:50 もういい加減お腹が空いてきました。那智の滝に向かう途中「くじら亭」なるお店を発見。この辺は捕鯨で有名な太地町が近いので、クジラのお肉を食べられるお店がいくつかあります。早速遅めのお昼をいただきに店内に。クジラのステーキや唐揚げなどの中から、クジラ丼をオーダー。

立田揚げは食べたことがありましたが、クジラのお刺身は初めて。ニンニク or ショウガの卸醤油をかけていただきます。思っていたより臭みがありますね。特段うまかったかと言われればNOですが、貴重なお肉をいただけて満足。しかしなぜにサクランボがのっているのかしら・・・時間も遅いのでちゃっちゃと30分でご飯を済ませて出発。

16:20 県道46号を駆け上がっていくと、山の陰から那智の大瀧が見えて来ます。10数年ぶりの再会です!当時はまだ世界遺産にも登録されていなかったので、周辺の開発が気になります。大滝入り口のカーブを曲がると、お土産屋さんが並んでいますが、昔とほとんど変わっていません。並びの駐車場にロードスターを停め、那智大社へ。

延々と続く階段を上ります。だいぶ陽は傾いたというものの、さすがに南紀。暑さが南国です。汗がドッと溢れてきます。ようやく熊野那智大社到着。ダラダラ汗をたらしながらお参り。当然、熊野牛王宝印 那智大社版を購入。青岸渡寺、三重塔方面に進み、大滝を目指します。途中石畳の階段をショートカット。ちょうど先週「火祭り」が行われていた為か、燃えた木屑が所々に落ちていました。

那智の大瀧は水量が前回来た時より少ない感じがしましたが、本当に美しいです。太い一筋の流れが、中腹の岩にぶつかり広がる、あのフォルムがご神体としての存在感を醸し出しているのでしょう。暫し流れ落ちる見る勇姿を眺めて出発です。

17:20 那智出発

http://www.kumanonachitaisha.or.jp/

17:45 どうしてもロードスターと一緒に写真を撮りたかった、太地町の街の入り口にあるクジラの像へ。親子のクジラが悠々と空を舞っています。

捕鯨船が展示されているクジラ博物館のところまで行って引き返します。

今日は白浜辺りまで行けるかなと予想していたのですが、思っていた程ペースが上がらなかったので、今晩のお宿(キャンプスペース)を、串本町 潮岬にある「潮岬望楼の芝生キャンプ場」にすることにしました。ここは以前学生時代に利用したことがある思い出の地。区画されていない広い芝生スペースのみの気持ちよいサイトです。(以前来た時は、夜から暴風雨になり、テントが飛ばされそうになるのを内側から必死に押さえて一晩過ごしたなぁ)

18:40 串本町の東潮岬入り口交差点を左折し、海岸線のワインディングを進み10分程で「潮岬望楼の芝生キャンプ場」到着。いや〜当時と全く変わっていません!芝生も青青と茂り素敵です。設営を終えて芝生に寝転びながら日が落ちていくのを暫し眺めていました。

19:15 来た道を10分ほど戻り串本市街へ。トビウオ料理が食べられるという魚屋さん「くしもと」さんへ。残念ながらトビウオはシーズンオフらしくなかったので、お造り(マグロと赤イカ)、干物、煮付けをいただきました。やっぱり漁港の近くにあるお店でいただくお魚は美味しいですね。

20:25お腹いっぱい!ちょっと出遅れて今晩もお風呂に入り損ねた・・・まぁ明日、白浜で入るからいいや。どうせテントの中暑いし。どうせまた岬に戻るなら反対側のルートから行ってみることに。潮岬入り口西から亜熱帯な植物に覆われた国道を走ります。気持ちよい!
21:00 キャンプ場到着。月明かりとランタンで地図を見ながら明日のルートを考えて、Zzzz。


本日の走行距離:25,249km→25,511km 262km