GOOD DESIGN EXPO 2008

GOOD DESIGN EXPO 2008


仕事関連でグッドデザイン エキスポ 2008の招待券をいただいたので東京ビッグサイトにいって来ました。

元来いわゆる「デザインもの」が大好きなのですが、ここ数年、そういったモノに対して、興味関心が薄れていたので、改めて、日本のデザインの権威でもあるGOOD DESINGに選ばれたモノを見ることで、何かしら感じられたら良いなという想いがありました。


ひとまずざっと見渡してみて、ぐっと惹きよせられるモノがあったかというと、正直、響くものはなかったですね。こういった感覚は自分が歳をとったからなのか、モノに溢れている時代のせいなのかが分からぬまま会場をぶらぶらしていました。

そんな気分の中いくつか気になったものをピックアップ。



SAMSUNG デジタルカメラ NV9
バッテリーレベルとメモリーレベルをアナログで表示。でもこのアイデアってNikonのコンパクトカメラ35/28tiの露出/シャッタースピードと同じだなぁ。




SONY HD HANDYCAM TG1
ハイビジョン・ハンディカム。これはそのコンパクト性、デザイン性がソニーらしくて欲しいと思いました。



Richo GR Digital II
これは買いましたからね!




資生堂 企業理念を伝える為の点字グラフィックツール
パネルを触ると点字で書かれたSHISEIDOとアルファベットで書かれたSHISEIDOがエンボスになっています。花椿のロゴも触って感じることが出来ます。素敵なツールだとは思いますがどのように活用されるんだろう?



イメージソース web plamo
おっ紅の豚のサボイヤだ!と思って目に入って来たのが、Web上でプラモデルを作るサービス。さっそくやってます!




三井不動産レジデンシャル 打ち水ブロック
普通のアスファルトと保水作用を持たせた舗装材を比較。表面温度は全然違いますね。アスファルト路面がこれに置き換わったらヒートアイランドもだいぶ緩和されるのでしょうね。




HONDA FCX クラリティ
これもエコですね。走行性能と環境性能を両立させた技術力はGoodDesignでしょうね。コンセプトカーの時のデザインの方が圧倒的にカッコ良かったですけど。




日立 ショベルカー
この手の製品は機能むき出しな分ストイックでかっこいいのですが、ピクっと来たのはこのつまみ。おそらく走行スピードを調整するものだと思うのですが「うさぎ」と「かめ」なんて洒落が効いてます。使うたびに「ふっ!」と思わせるのも、デザインの大事な要素ですね。


全体を見渡すと、プロダクトそのもののデザインから、コミュニケーションを誘発するものであったり、ツールであったり、環境といった視点に移行して来ている印象を受けました。でも、50〜70年代のプロダクトデザインのように「輝かしい未来」「次の時代」を感じる程のモノには出会えなかった気がします。やっぱり時代が閉塞しているのかしら?