ロードスターで初秋の京都へドライブ 2日目 草津〜貴船川床 流しそうめん@ひろ文〜鞍馬〜滋賀 石山寺で中秋の名月

京都 貴船 流しそうめん ひろ文


初秋の京都ショートトリップ2日目は、今回の旅の目的でもある、川床で流しそうめんを食べに京都の奥座敷 貴船へ向かいます。ついでに鞍馬に行き、月が出たら滋賀県にある石山寺へ。


叔母が素敵な朝食を作ってくれました。朝からなんだか幸せな気分になります。


8:40 草津を出発&給油(486.5km/40.9litter 11.89km/L ¥179/L)昨日と同様、湖岸道路を北上。琵琶湖を見ながら進み、琵琶湖大橋を渡り国道477号へ。

地図を見ていたら「途中トンネル」とあるので、この道の途中にトンネルがあるのか?なんでそんなこと書くのか?とおもっていたら「途中」という地名なのですね!

9:35 大原 三千院付近を右に折れて県道40号へ。


細いワインディングを抜けると叡山電車のトンネルが見えてきます。次の十字路を右折し県道38号へ。貴船口駅の手前、「貴船」「鞍馬」の分岐を左に折れて県道361号に入ります。

貴船の駅を越え、クルマ1台分+α程度の山道をのぼっていくと、やおら左右に料亭の建物が見えてきます。料亭街のちょうど中間付近にある貴船神社を通り越し暫く走ると、本日のお目当てである、流しそうめんを川床で食べさせてくれる「ひろ文」さんに到着。駐車場はあるのですが、懐石を予約したお客さん用とのことで「そうめんのみのお客は先にある有料駐車場にとめて下さい」のこと。まぁしょうがないですね・・・


という訳で、料亭街を越えたところにある奥宮前の駐車場に入れました(¥500/2H)ここは15台ほどしか停めるスペースがなく、10時到着でもギリギリ。ここを逃すと他に停める場所がないので危うかったです。


クルマを降りてれてれ貴船川を覗きながら「ひろ文」さんに向かいます。流しそうめんは事前に予約が出来ず、当日11時から受付開始とのことなので、お店の斜め向かいにある貴船神社 中宮を散策。ここは結社(ゆいやしろ)と呼ばれるところで、いわゆる縁結びで有名な所で、こんな時間なのに女の子が結構います。



小一時間ほど待って受付開始。ちょっと出遅れ2番手。階段を下りて川床に上がると、川を流れる風がひんやりして気持ちが良いです。目の前は小さな滝になっていて懐石ようの川床が見えます。


流しそうめんはレーンが4つあり、4組単位でいただく仕組みです。時間とともに人が増えて行きます。早く来て良かった。温泉卵と出汁が出てくると、やおらスタートです。お〜一口サイズのそうめんが流れてくるぅ〜!取りこぼしたら終わりなのでボケっと出来ません。次の玉がいつ流れてくるのかわからないし、流れてきたら逃さないようにキャッチするドキドキ感。これは食のエンタテイメントですわ!楽しい!


スタートから20分ほど、赤い色のそうめんが流れてきたら終了のです。梅の香りが漂うそうめんで、シメにはちょうど良いです(個人的な嗜好ですが、お寿司を食べた最後に梅シソ巻きをいただくのが好きなのです)ちょっと量が少ないので物足りないかもしれませんが、ホント楽しめました。


ひろ文
http://www.kibune.or.jp/hirobun/
http://r.tabelog.com/kyoto/rstdtl/26001599/
075-741-2147
京都府京都市左京区鞍馬貴船町87
営業時間 11:00〜19:00 無休



楽しんだあとは貴船神社へ。赤い鳥居をくぐり階段を登って行き本宮に到着。



お参りを済ませて、貴船神社名物「水占おみくじ」(¥200)で購入。これは、水に浮かべると文字が浮かび上がり結果が分かるおみくじです。結果「末吉」。まぁ旅行は「障りなし」とでたので良かったです。料亭街を散歩しながら奥宮にもどるのですが、凄い渋滞。料亭のバスと乗用車がギリギリですれ違っています。(この道を降りるのかと思うとうんざりします)駐車場に戻ると周囲はクルマでごった返しています。出たくても出られない感じ。


貴船神社http://kyoto.kibune.or.jp/



12:00 数台が動いてようやく駐車スペースを抜け出すとすぐに渋滞。お店の人たちが店先に立って無線で連絡を取りながら交通整理されています。30分程かけて下山し今度は鞍馬へ向かいます。


12:45 鞍馬寺を横に見ながらさらに奥に進みます。目的は鞍馬(くらま)温泉。露天風呂 峰麓湯のみ利用で¥1,100とちょっとお高めです。泉質は単純硫化水素泉だそうですが、硫黄の香りはほとんどしません。源泉温度が低いため加温されているようです。お湯は特筆することはないと思いますが、鞍馬の山を眺めながら入る露天は気持ちが良いです。お風呂から上がって階段を下りたベンチに座って横になっていたら寝てしまい気がついたら2時半。

http://www.kurama-onsen.co.jp/


14:45 鞍馬寺前に移動。駐車場は鞍馬寺のちょっとさきにコインパーキングと民家の敷地を駐車場として利用させてもらえます。民家の方はモータープールみたいな感じで鍵を預けて出し入れする感じで¥500也。



階段を上ると狛犬ならぬ「狛虎」がお出迎え。仁王門をくぐり、参拝料¥200をはらいます。


暫し歩くとケーブルカーの乗り口がみえてきます。徒歩でも本堂まで上れるようですが、しんどいのでケーブルカーで(¥200)。ちっこい電車が急勾配を頑張って上ります。こういう乗り物ってなんだか愛おしくなります。




山道を進み、さらに階段を上ると本堂に到着です。こちらにも狛虎さんがいらっしゃいます。本殿には「千手観世音菩薩」「毘沙門天王」「護法魔王尊」が三位一体化した「尊天」が祀られており、すべての生命の生かし存在させる宇宙エネルギーを表しているそうです。この鞍馬の地にマッチしたコンセプトだと思いました。本堂の奥には、この地で修行した牛若丸(後の源義経)の織物が飾られたりしています。そのさらに奥に貴船へと通じる奥院参道があります。鞍馬⇔貴船は十分歩けそうな距離感ですね。


16:00 鞍馬寺出発。京都市内の抜けて行こうかと思いましたが結構混んでいそうなので来た道を戻ることにします。三千院の辺りはちょうど色づいた稲穂が夕陽にあたり綺麗です。県道40号R367、途中トンネンルを迂回してR477、琵琶湖大橋、さざなみ街道は混んでいたので浜街道経由で草津へ。


昨日信楽を走っていた時から気になっていた京都・滋賀方面名物「飛び出し坊や」と撮影。

17:35 草津に一旦戻り休憩。

18:15 叔父のクルマに乗り換え(やっぱり2シーターってこういうとき不便ですね・・・)草津を出発。琵琶湖湖岸にあるホテル、ROYAL OAK HOTEL SPA&GARDENSでご飯をいただこうと思っていたら、レストランもラウンジも満席。石山寺のお月見は20:30までに入らないといけないので、先に石山寺に向かいます。

陽が落ちて藍色に染まる空にぼんやりとした丸いお月様が見えます。



19:30 こんな外れにあるお寺にも関わらず人でごった返しています。早速境内に入ると蝋燭が入った円筒の筒が並べられいます。和紙の風合いと蝋燭って合いますね。

階段を上ると毘沙門堂の前のスペースに、蝋燭がサークル状に並べられていました。ふと空を見上げると満月。幻想的で美しい光景でした。

本堂の方に進むと歌声が聞こえてきます。何やらお月見イベントのようですが、正直こういったのは不要。静かにゆっくり月を眺められれば十分なのです。紫式部の座像を見てさらに上に上ります。源頼朝が寄進した多宝塔を眺めて、月見亭に向かうとここでもライブが行われています・・・

月見亭には十五夜のお供え物がされていてこれぞ中秋の名月観賞にぴったり。少し前までおぼろだった月も徐々にくっきりし始めてきました。

http://www.ishiyamadera.or.jp/


お月見を楽しんだあとは、駐車場の所にある食事処で夕飯。この時間だと開いていないと思ったら一番端にあるしじみ飯をいただける「小松家」がやっていました。この大津周辺は古くから「しじみ」が特産品になっていようです。


早速、しじみの釜飯を注文。15分〜20分くらい炊き込み、蓋を開けるとしじみの香りが漂ってきます。うまそう!

ちょっと量が少なかったので、叔父が「十五夜なんだから月見そばだろう」という素敵なアイデアを発案。

http://www.komatsuya.org/


来る時に寄ったROYAL OAK HOTEL に再び立ち寄りラウンジでコーヒー&デザートをいただきお腹いっぱい!

今日は京の風情を満喫出来た一日でした。

22:45 帰宅


本日の走行距離:29,424km→29,518km 94km