Macで使えるGPSロガー Holux M-241 ログデータの活用 myTracks編

前回はGPSロガー本体からのデータ抽出までたどり着きました。

Macで使えるGPSロガー Holux M-241 購入〜データの抽出編


ログデータを抽出するHoudahGPSですと、出力フォーマットをGPX、NMEA、KMLで選択できます。どうやら汎用性の高いのはGPXのようなのでGPXで出力します。

いまのところ出力したGPXの活用方法は、軌跡情報を地図ソフトウェアに投影するのとデジタルカメラで撮影した位置情報を付与するくらいなので、それが出来るアプリケーションが必要になります。


GPSロガー本体に付属されているアプリケーションは大半がWindows用。Mac OS用のアプリケーションがないのかとWebを彷徨うと、フリーのアプリケーションを発見。


*


myTracks(現在のバージョンは1.6.1)
http://mytracks.sourceforge.net/Home.html

画面はデフォルトで左側に「GoogleMap」、右側に「Track Point or 写真」、下側に「トラッキングデータ」の3ペイン構成


*


軌跡情報と写真の読み込み

出力されたGPXを取り込むと、下部ペインにTrackを読み込んでくれます。Trackを選択すると軌跡が左上のGoogleMapに表示されるようになっています。Trackの統合 or 分割も可能。


まず最初の問題。読み込んだTrackのタイムゾーンが0hとなっています。GPSロガー側でGMT +9hとしていても、何故か0hと表示されてしまいました。撮影場所は時刻でマッチングするので、手動で+9hに変更させないと関連付けが出来ません。


Trackを選択して、撮影した画像データを読み込ませると、ステータスウィンドウが開き、「読み込み成功」 or 「トラックポイントが見つからない」と表示されます。読み込みが完了すると右上のペインに読み込んだ画像一覧が表示されます。


この位置情報(ジオタグ)を写真のメタデータEXIF)に書き込むことも出来ます。Appleから出ているMac OS X用の画像管理アプリケーション「iPhoto '09」でGPS情報を読み込めるようになったので、GPS対応カメラがなくても、コレを使えば活用できそうですね。
残念ながら僕のMacに入っているiPhotoは'08なので試せないですが・・・


*


KMLフォーマットで出力

myTracksからKMLフォーマットに出力する際に写真情報も埋込むことができます。

そのKMLファイルをGoogleEarthで見てみるとこんな感じ。


*


その他
myTracksでは緯度経度以外に、高度や速度も見ることが出来ます。


myTracksから直接GPSロガーの本体にアクセス出来るようなのですが、セッティングが悪いのか上手くログデータの抽出が出来ませんでした。


*


う〜ん。活用出来るのはこんな感じかしら?
思っていたよりも地味かも・・・まぁいろいろなところに行ってログを溜め込めば「あ〜こんなに動いたのか」と思えてくるかもしれません。


あと、自宅付近とか隠したい位置情報をマスク出来る機能が欲しいですね。