ホンダ CR-Z コンセプト ハイブリッド・スポーツカーに思いを馳せる

2007年の東京モーターショーでホンダが発表したコンセプトモデル、ハイブリッド・スポーツカー「CR-Z」。只今開催中の2009年東京モーターショーで、より現実味を帯びて再登場。そして2010年2月に市販化が決定。

▲2007年のコンセプトモデル CR-Z CONCEPT 2007

▲2009年のコンセプトモデル CR-Z CONCEPT 2009


スタイリングは、FFライトウエイトスポーツとして1983年にデビューしたCR-Xのイメージを現代風に焼き直し、エンジンはインサイトと同じSOHC+iVTEC+1モーターのパラレル・ハイブリッド「IMA」を採用。排気量を1.5Litter(インサイトは1.3Litter)にアップし、スポーツカーとして仕立てられているそうです。出力は130-140馬力前後、ハイブリッド初の6速MT。価格は250万円前後になるとの予想もあり期待大です。


一方で、7月にインサイトをレンタカーで借りた時のことを思い出すと、乗用車としては十分満足できるレベルであったのですが、高速道路を走ると回転フィーリングが重いなぁと感じたので、スポーツカーとしてはどうなんだろう?と思ってしまいます。スポーツカーの定義はそれぞれあるでしょうが、仮に『クルマの基本である「走る・曲がる・止まる」がドライバーの意思と連動していること』とすると、「曲がる・止まる」は作り次第で何とかなるのかなぁと思うのですが、ハイブリッドエンジンで「走る」=「レスポンスよく回る」が実現するのかが興味があるところです。

こればっかりは実際に乗ってみないと分からないですが、今までに感じた事のないフィーリングになるような気がします。NSXS2000の生産が終了してしまったこともあり、S500から始まるホンダのスポーツカーDNAを受け継ぐクルマになってもらいたいなぁ。

トヨタFT-86もそうですけど、クルマを運転する事で感じられる自由や、コントロールする事の楽しさをネクストジェネレーションに伝える一台になって欲しいです。その世代に、もはやそんなニーズはないのかもしれないですけど・・・


リアビュー(上が2007年、下が2009年)

フロントビュー(上が2007年、下が2009年)


キャッチコピーは「コンセプトカーのデザインのまま、世に出せないか」

出しちゃってください!