Renault LUTECIA SPORT試乗してきました

先日クルマ雑誌「ENGINE」(2009年12月号)を見ていたら、新しいルーテシア・スポール&トゥウィンゴ・スポールを絶賛していました。

ENGINE (エンジン) 2009年 12月号 [雑誌]

ENGINE (エンジン) 2009年 12月号 [雑誌]

その記事を読んで以来、このルーテシア・ルノー・スポールが気になっていたので、本日「ルノー練馬」さんにお邪魔して試乗させていただいてきました。



ルノー練馬:http://www.renault.jp/dealer/renault_nerima/



ルーテシア・ルノー・スポールは2009年10月16日からデリバリーが始まったルーテシアのスポーツモデル。NAの2Llitter 直4DOHCエンジンを積み、最高出力202PS、最大トルク21.9kgm。ミッションは6速MT。車重は1240kgと結構軽量ボディ。フロントブレーキにはブレンボ製4ポッド、リアはTRW製シングルポッドのキャリパーが着いています。リアバンパーの下には大きめのディフューザーを装備。
余談ですがルノーのスポールモデルはF1と同じファクトリーで作られているそうです。

個人的には、ここ最近のルノー車のスタイリングは「う〜ん。。。中庸」と思うものが多く、正直、今回のルーテシア・スポールを見た時にも同じような印象を受けました。2代目メガーヌ、アヴァンタイムのような毒っけをまったく感じられません。


「このクルマがそんなに楽しいのか?」と思いながらディーラーへ。入り口には真っ赤なルーテシア・ルノー・スポールが置いてあります。



スタイリングは写真で見るよりかはスポーティな印象を受けますが、どちらかというとおとなしめ。

リアのディフューザー、フロントのブレンボ製キャリパーを見ると、スポーツモデルであることが分かります。

インテリアはいたってシンプル。シートはバケットっぽくなっており、ステアリングトップに黄色いステッチが入っています。その他、アルミ製ペダル、6速のシフトノブが「走り」を感じさせてくれます。


早速試乗へ。ディーラーの方のご好意で連れと二人で乗ってきて良いとのこと。キーを差し込み、1速に入れてクラッチを繋ごうと思ったら、なかなか動き出しません。ミートするポイントが手前よりでした。

クラッチのフィーリングを確認しながら、比較的空いている環八へ。直線でちょっと踏み込んでみると、気持ちよいくらいに噴け上がります。3,000rpm〜4,000rpm辺りからググっと引っぱられ、さらに踏み込むと4,500rpm付近でからさらに力強くなり、すっ飛んでいくように加速していきます。素敵!最近よくある1.6Litter前後のエンジンにターボ、スパーチャージャーを着けたものとはひと味違う、NAならではの気持ちよさです。
シフトストロークは短めでスコッスコッと入ります。このフィーリングは好み。

座り心地の良いシート、足回りのしなやかさは、さすがフランス車。コーナーリングと呼べる程の走りは出来ませんでしたが、ワインディングを走ったら確実に楽しめそうです。


予想以上に面白かったので走りを楽しんでいたら、20分と言われていた試乗時間を10分以上オーバー。。。急いでディーラーさんに戻りました。


ルノー練馬さん有り難うございました。


ロードスター(NCEC)と比べると、エンジンは同じ2LitterのNAということで、フィーリングはかなり近い印象を受けました。トルクがある分ルーテシアの方が重みを感じます。ブレーキングの効きも抜群で意思通りに減速、停止してくれます。さすがブレンボ製キャリパー。
唯一気になったのが、ステアリング。ロードスターは油圧式、ルーテシアは電気式のパワステなので、ダイレクト感は圧倒的にロードスターに軍配が上がります。やっぱり電気式は好みではないですね。

スタイリングはどちらかというと羊。中身はピュアスポーツの狼。
ドライビングプレジャーは間違いなく味わえると思いますが、スタイリング含め所有する喜びをどこまで感じられるかが「購入」のポイントになりそうです。でも、普通のクルマっぽく見えて、実は速いという雰囲気がフランス車っぽくもあります。

もしオーダーするとしたらマンゴーイエローっぽい黄色(ジョン シリウスM)かな。このイエローとグリーンは受注生産となるので、+15万の割り増し、納期半年となるそうです。


通常カラー:¥2,990,000
イエロー/グリーン:¥3,140,000


WebCGルノー・ルーテシア ルノースポール(FF/6MT)【試乗速報】